2014年6月23日月曜日

プログラム開始1週間経過。

学校が始まって1週間が経過した。
ここまでは正直、オリエンテーション的要素が強かった。
今週からいよいよ講義が始まる。
明日は麻酔、biomaterials。後者はプレゼンテーションを必要とされるようだ。朝8時から夕方6時まで講義の予定。


また今週からはSelzter & BenderのDental Pulpのプレゼンテーションが始まる(金曜日)。
私のパートは日本人の著者(医科歯科の須田先生)が記述した部分で偶然の一致に内心ほくそ笑んだが、読んだらびっくり実に難解な事。
これをどうプレゼンにまとめるのか?一人頭15分程度だそうなので、スライド枚数はそれほど必要ないだろうし、本当にsummaryすればいいだけの事なのだろうが、完全に組織、病理、生化の内容なのでなかなか進まなかったし、1回読んだだけでは何が言いたいのかも不明。これからプレゼンを作るところだが、通常プレゼンって作成するのに数ヶ月要するはずで、1週間で作成した事は今までない。果たしてどういう事になるだろうか・・・

また英語に関しては現在のところ完全にお手上げである。
耳に入る単語があまりにも少なくてもっと英語を勉強しておけば良かったと改めて後悔した。
Directorからは先輩レジデントのスペイン人も3ヶ月かかった、だから気にするなと言われれば言われるほど立場がなくて辛い。僕にはどう見ても最低半年かかりそうな気がするが・・・。Discussionも参加できないし、話の内容もよくわからない。これでよくここに来れたなと我ながら思う。
これからのタイムスケジュールを見るとやたら毎週のようにliterature review、Topics Presentationが組み込まれている事に気づく。
DirectorのRoges(ロヘスと発音しろとの事だった)はUSCのエンドは、read,read,またreadだからと訛りが強い英語で笑いながら語りかけてくる。。。
患者さんの治療をするのは9月くらいからになりそうだ。

この1週間は非常に長かった気がする。
予防接種、健康診断、IDカードの作成、登録、holdの除去etc..
日本に居た時のように誰かがやってくれる訳ではない。
すべて自己責任でしなければならない。
改めて自分は恵まれた環境にいたのだと実感した。

という訳で今から必死こいてDental Pulpのプレゼンの作成に取りかからなければ!

2014年6月16日月曜日

06/16/2014 初登校日。

今日は朝からすべての科のレジデントのオリエンテーションでした。




8:30に歯学部のロビーに集合。
笑顔で出迎えてくれたのは面接の時にエキサイトさせてしまったDr. Levy先生でした。
それから気づくとclass of 2016の同級生10人が集合。
アジア系が今年は多くヒスパニック系は1人もいませんでした。
といってもアジア系の中で本当の留学生は私だけ。
後は韓国系アメリカ人、韓国系カナダ人、そしてロマリンダのインプラント科に3年いてエンドのレジデントコースも受けにきたという英語ぺらぺらの強者の韓国人が1人という構成。まあ何れにしてもアジア系は4人。
後はサウジアラビアからが3人。
ブラジル系のカナダ人が1人。
エジプト人1人。
そしてアメリカ人(ナイジェリア出身)1人という構成。

ただし私がみんなと違う点は英語のコミュニケーション能力&リスニング能力がきわめてないという点でしょう。。。ゆっくり単文で言われるのは分かりますがLevy先生の説明も断片的しか分からない状態。もちろん自分の意見は頭の中で考えないと言えないし、たとえ発言してもwhat´s mean?と聞き返される始末。これは何かで見た例えですが、本当に幼児が大学生の中にいきなり放り込まれたようなものでした。

そうこうして9:00からホールへ移動し、何と一人ずつ自己紹介をさせられる事に。
Name, hometown, program, dental school, my own favoriteを述べていくのですが、趣味などない私はI like eating.ととっさに答えてしまい、なぜかホール中が大爆笑。

その後も図書館の利用方法、予防接種、健康診断、救急救命のロールプレイ予告などを経て15:00に終了しました。

帰りにみんなで明日の予定をLevy先生に確認。
遅刻は許さない事、PCとメモリ(教科書が2冊渡される模様)を持ってくる事、9:00にくることだけが告げられました。
また明日からはBoot campであること、1ヶ月半くらいはreadingを重点的に行う事、今までの事はすべて捨てて頭を空っぽにして明日から行動する事、容赦なくしかるけどそれは我々はファミリーだから勘違いするなよ、と脅かされて1日が終わりました。
この歳になって(38歳)、今までのすべてをリセットして再スタートした今日は記念すべき日です。この日の事は一生忘れる事はないでしょう。

明日からが本格的なエンドのレジデントとしての新生活が始まります。
今日はゆっくり休んで明日からのBoot campに備えたいと思います。

2014年6月15日日曜日

新生活のセットアップ

現地時間6/10(火)13:00にロスへ到着しました。
今ようやく?落ち着きを見せ始めたのでブログを久々更新です。
正直ほぼ何もリサーチせずにロスへ来ましたので、住居も移動手段も何も決まらずスーツケースだけ持って日本から来ました。
取りあえず住む予定にしていた(現地でサインするだけまでいっていた)west LAのマンションを見て着いたその日に契約しようかと思ったのですが、
『今週は土曜日しか空いてないので土曜日に来て』
のメールが。。。
いきなり出鼻を挫かれてしまいました。

気を取り直して、ホテルに宿泊しながらまず車(中古車:Sienna)を購入。
このロスでは車がないと生活できません。
とよく言われましたが、これは紛れもない事実でした。。。
とにかく広大。
車がないと行動範囲がとんでもなく狭くなります。
まるで引きこもりのよう。。。
滞在して数日で実感できます。
ということで中古車の購入に踏み切りました。
このとき、ネットでも評判が高かったAuto BankのFukushiさんと出会えたことが生活をいい方向に何とかset upできるようなきっかけになりました。
またこのとき彼からご紹介して頂いたCore Realityの吉岡社長には本当に何から何まで随分と助けられました。
日本からUSCの歯科大学院へはそれほど多くの人間が行っているわけではないので、色々な方にアドバイスを求めてみたもののなかなかピンとこず、結局自分たちで調べて何とかしようと思っていましたが。。。
結果的にはFukushiさんにもいわれましたが、これは相当無謀な話でした。。。

しかしここに忘備録として残しますが、ロスへ来る後輩が今後いるとしたら私は間違いなく吉岡さんを紹介します。

彼には銀行口座の開設から電気ガス水道の手続き、家電の手配(前の引っ越した方が使用されていたものなどの紹介など)など本当に良く面倒を見て頂きました。彼にあらゆる条件(大学はどこか?、どうやって通学するのか?、子供の学校はどのようにするのか?etc...)をすべて伝えると彼のコネクションを駆使して数日で物件を手配してくれます。
私は最初トーランスかWest LAあたりにしようかと考えていたのですが、トーランスは日本人は多いですがそれほど大学院生活に際して利便性がないこと、West LAは近くにコリアンタウンがあり子供の学校を考えると決してベストな選択肢でないこと等、的確にアドバイスして頂きました。
で実際にご紹介して頂いたのはWest Woodの物件でここのエリアはUCLAのエリアでした。ここからUSCまでは空いてれば車で15分くらい。West Woodは街は洗練されていて治安もよく、日本食レストランやスーパーなども多く、カフェなど私のような子持ちの大学院生の学習において生命線になるような場所もあり、即決しました。夜出歩いても治安がよく問題ないと言われたところもポイントが高いです。
某有名女子プロゴルフ選手のM.AさんやU.Mさん、USC, UCLAに来るドクターや弁護士、MBA大学院生の方々、また多くの海外からの会社員の方が彼のクライアントだそうです。
実際の不動産の手続きは吉岡さんのお陰で本当に紙にサインするだけでした。印鑑はありません。もちろん、パスポートやI-20が必要なのはいうまでもありませんが。

長かったホテル住まいもいよいよ終了。
来週からはいよいよ大学院生活がスタートです。
まずは6/16(月) 8:30~のオリエンテーション。
エンドだけでなくすべての歯学部の大学院生が受けるオリエンテーションとなるそうです。
どのような形になったのかはまた追ってご報告します。