今日は日本の某スタディグループの先生が来て、USCのペリオのレジデントにペリオドンタルマイクロサージェリーを教えるというコースを手伝った。
日本人講師がレクチャーすると言う事、マイクロスコープを使用する事、エンドのクリニックを使う事から、エンドのレジデントである私が呼ばれたわけだ。
しかし、結局この日の事を総括すれば、USCの場当たり的で全く準備というものもせず、極めて礼を欠いた振る舞いに憤りを感じざるを得なかった。
まず私はエンドのレジデントである。ペリオの教授がマイクロサージェリーをレジデントに教えたいからと言う理由でこの日の企画は組まれたわけだ。だとすれば、企画、準備、後片付けはペリオの方がきちんとすべきである。しかし朝、現場についても何もなされていない。しょうがないので私とエンドの同級生レジデントが顕微鏡を全てセットアップした。
その後、日本人講師の先生が講義し、エンドのクリニックで実習に移った。
ここでも打ち合わせ不足でやれ講義室で顕微鏡を使いたいだの、それをモニターでみんなに見せたいけどどうしたいいだの、ラバーダムがブルーしか無く縫合の実習ができないから違う色は無いかだの、そして肝心の視度調整の為に私は呼ばれたと認識していたが、誰も視度調整もせずに顕微鏡を相変わらず使用し始めた。顕微鏡の某業者も来ていたが、それに関してはレクチャー無し。基本も何もあったもんじゃない。
そもそもデモをマイクロでするのに、モニターでみんなに見せれるようにしなければ意味が無いのは最初から分かるようなもんだが、ここも準備不足で結局1つのモニターを20人が囲むという異常事態になった。
実習は羊の頭を用いた。
実習自体はスムースに進んでいたようだ。
みんな楽しそうにやっていた。
しかし、ここはクリニックだ。やるならlabですべきであり、患者に礼を失していると指摘されても私は弁解できないと思う。
色々あって終わったのは5時。
この間、何度も写真を撮影するように教授に頼まれ、他の雑用もこなした。
しかし、終わったら彼らはそそくさと帰っていってしまった。片付けも何もせず。
勿論何人かは、私にねぎらいの言葉をくれた。
しかしペリオの教授から私にそうした言葉は一言も無かった。
正直、不快である。そして極めて無礼だ。
エンドのクリニックを使用していたため、私は後片付けが終了するまで帰れないし、顕微鏡を取り外し、収納しないといけない。しかしクリニックの鍵を閉めるのには後片付けが必要。USCから後片付け要員が呼ばれていたが、何と1人。彼と私で片付けを行なった。
朝6時半に起き、終わったのは6時半。疲れた私は論文も何も読めずそのまま寝てさきほど目が覚めた。すると猛烈に怒りが沸き起こってきた。
まず私はUSCペリオドンタルマイクロサージェリーコースのスタッフではない。
USCのゴミ清掃員でもなければ、あなた達の従業員でも、弟子でもない。
月曜日にはliterature reviewもあるので論文も読まなければならない。
また月曜日にはDr. Slotという細菌学が専門の教授の授業があり、そこでプレゼンをしなくてはいけない。しかもHIV virus。それを英語でだ。
そうした事を週末する時間を割いて私はボランティアで参加した。
ここの教授は私の事をUSCスタッフ程度にしか考えていないのだろう。
しかし私から言わせればもう二度と彼らに手を差し伸べる事はないだろう。
礼節を欠き、準備はできていない、全てが場当たり的。
正直、これを書くのもためらわれたが、ぶっちゃけ言えば前回のエンドのコースも酷かった。そもそもこんなに顕微鏡あるなら、なぜ先週は日本人の彼らには貸し出さなかったのだろうか?彼らはオプショナルで15万も支払っていると聞くのに、あのざまじゃぼったくりもいいところだ。USCという思い出を彼らに与えるから?certificate与えるから?(実際それも無かったけど)どうせ日本人で二度と来ないから?失礼だ。ここの学校のそういうところは色々な人の話を聞いても失礼だ。
彼らはエンドに興味があって参加してくれたのになぜ彼らには抜去歯牙をクリニックでさせなかったのだろうか。
お金も払っていない、ペリオのレジデントにはなぜエンドのクリニックを使わせて顕微鏡も外部の業者を使用してまで準備させたのだろうか?
日本のエンドの実習付のコースの方が、質、与えられる教材、内容全てにおいて上回っている。
とにかく、人をバカにし過ぎだ。もう二度とかかわり合いたくない。
私をよく知る人はご存知と思うが、見かけほど実は度量が大きいわけじゃないんで。
ジャイアント馬場みたいに、一度そういう事があると二度とかかわり合いを持たない、と思う人なんで。
とにかく、私は著名な歯科医師になりたくてここに来たわけじゃないし、ここで(LAで)開業する気もないし、USCのファカルティになりたいなんていう気もさらさらない。
だから改めて言いたい。準備や企画はちゃんとしなさい!最低限の礼節を持ちなさい!、と。
この大学のこういうところだけは私は本当に理解ができない。
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