来週の火曜日、ついにケープレのお鉢が回ってきた。
5症例を準備しなければならない。ただ残念ながら私のケースはすべてコンベンショナルなイニシャルトリートメントで、要は抜髄と壊死歯髄のケースしか出せない。
この前、同級生が下顎小臼歯の4根管!をものの見事に根充していたが、そのようなGood caseに未だ巡りあえない。
下顎小臼歯のC-shape,上顎小臼歯の3根管くらいしか自分はそういう特殊なケースに当たったことがない。
ただ、もっか子供の水平性歯牙破折の治療をしているので、それが今僕が有する最高に面白いケースということになるが、あとは毎日Initial Tx。
ただ、この状況は私にとって非常に都合がいい。
なぜなら日本では私のクリニックの患者さんの多くは再治療、外科治療でInitial Txがほとんどなかったからだ。
ペンエンド受講時もこの問題に幾度となくぶち当たったのを覚えている。
それに比べれば今は非常に良い環境である。
誰も手をつけていない根管を触れられるという喜び?で毎日クリニックでは楽しく過ごさせていただているのだ。
Initialでも感染している場合、していない場合だと根管形成の最終拡大号数は当然変化する。
そうしたことや、作業長の位置、洗浄、根管充填、などコンベンショナルだが非常に大事なテーマについてdiscussionを催すようなプレゼンテーションをしたいと思っている。
与えられた時間はそうないが、全力を尽くすのみである。
さて、もう一つ。今日は朝から上顎犬歯が2根管ありそうな患者さんのCBCT撮影、および診断とカウンセリングの予定がドタキャンされ、私は恒例のロヘスとリービィとの3者面談と相成った。
ここでケースについてディスカッションしたが明らかに前と比べてロヘスが何を言っているのかがわかるようになっている。あのキューバ人の英語は最初は非常に困った問題であったが・・・英語はもしかしたら時が問題を解決してくれるものなのだろうか??
それはさておき、今日はボードの話になった。
USCのエンドレジデントは毎年、すべての人がボード試験を受けなければならない。
日本人だからって俺は関係ないとかは許さんぞ(笑)とリービィにはまたしても脅かされた。
しかし、ここ5年、Written Examで落ちた人はUSCのレジデントは1人もいないという。
私がその記録を破る?不名誉な記録を作るわけにはいかないのだ・・・。
後のケースプレゼンやオーラルexamはWritten Examに比べればまだ私にとってはまし?なので一番の難関のWritten Examをどう制するか?について今日はいっぱいdiをした。
最近はliterature reviewの量が多く、どうしたものかと途方に暮れていたが全部Landmark articleとあって読み飛ばすわけもいかず、かといってCase presenの準備もせねばならず、Boardのことを考えたいが今はとにかく毎日必死についていけばWritten examには間に合う、という感じで生活を送れば良いということがわかっただけでも随分と精神的に楽になった。
しかし、最近は私も知恵がついて(?)読む前にLandmark articleのsummary集からその論文の主旨を最初に手短に抑えて読むという癖がついた。しかも読むスピードも随分と早くなった気がする。問題は忘れっぽいところなのだが(笑)・・・。
USCのエンドに来たい先生にうちのメリットを紹介すればやはり多量の患者さんで経験ができること、そしてBoardを取りたい先生にはぴったりかもしれない。
すでに1年次からその対策がカリキュラムに入っているし、2年生になればそのためのクラスもある。ファカルティはいずれもBoardをとらせたく、みんな親身になって相談にのってくれる。
私はUSCに受かって他がすべてダメだった時から絶対にBoardを取る!と決意していたので、本当に偶然だったがこのプログラムに入れていただいて大変感謝している。
当初はその圧倒的な分量に逡巡もしたが、今は日々Board対策で燃えている。
やはり短期的な目標はモチベーションを上げる燃料としては必要だと改めて認識した。
Board筆記試験は来年の5月。それまでにベストを尽くしたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿