2015年7月13日月曜日

Anatomy oral exam

多くの方から、”消息不明”を指摘されたが、私は至って毎日忙しく過ごしている。
まあ消息不明になりたいような問題が多々あったのが原因だが・・・
さておき、要は忙しかったのである。

今日は解剖の中間テスト最大の山である、”Oral examination”が行われた。
Skullが当てがわれて、Trigeminal nerveをはじめとするCranial nerve、動脈・静脈の走行や通過する孔や窩の部位、筋肉の名前を答えるというもので、独立記念日も一人家にこもり写経のように手を動かした2週間の猛勉強のせいか?私はなんと初めて基礎系の座学のテスト、しかも口頭試問で満点を取るという快挙?を成し遂げることができた。Skullを2個もアマゾンで購入した甲斐があったというものだ・・・


思えばこの5月には、胸鎖乳突筋は聞いたことはあるがSternocleidomastoid muscleは生まれてこのかた、見たことも聞いたことも話したこともないという情けない状態で、最初の小テストでは30点という全レジデント中ぶっちぎりの最下位という笑えない点数を取ったので、今回の達成感は非常に大きかった・・・。


特にBoard試験でこれら用語が必要になるため覚えて損はないという気持ちでやってきたおかげだと思う。Phterygopalatine fossa, Pterygomaxillary fissure, Sphenoidpalatine foramen, Inferior border of the zygomatic process of the maxilla, Inferior border of the zygomatic arch, Levetor labii superiors muscle, Levetor anguli oris muscleは特に何度覚えても覚えても忘れ混同した最たるものであり、願わくばもう二度とお目にかかりたくないものだ。







さて今年の1年生は女性が7人、男性3人という編成でこれだけ女性比率が高いのはUSCのGrad endoの歴史の中でも初めてだという。
中東系が圧倒的に多い4人、イスラエル人を入れると半分の5人。
アジア系が3人、ロシア人1人、そしてホセの奥さん(南米)の合計10人。
彼らは去年の我々のようにtooth projectに取り組む日々である。
またぼちぼち今年も来年の出願が始まり、何人かインタビューを受けに来ているのを見かけた。こうやって1年があっという間に過ぎてもらいたい(笑)

しかし、1日1日は非常に濃くそして長い。昨日のようなことがあれば、特にだ。
しかし、これが最近問題になっている。
PEDO(小児歯科)のエンド治療はいわゆるコンベンショナルな根管治療や外科症例以外はrequirmentに含まれないという話は前にもしたと思うが、これが最近顕著なのである。
あれだけ格闘してVPTをしたにもかかわらず、ケースにならない。
術者もファカルティもアシスタントも患者も母親も全員疲弊する。

しかも患者によっては単なるレジン充填という名のindirect pulp cappingだったり、そもそも何の治療も必要なかったりすることがある。
たとえば今日の午後は14歳の女児の根管治療2本(#3,14)ということだったが、本人は痛み何もなく、検査も正常、レントゲンも正常像と診断だけで終了してしまった。
なんでここにきたの?と聞けば、知らない、の一言。。。
痛い時があったので紹介されたんだと母親は言っていたが・・・

現状、基本USCのピドクリニックのスタンスは、簡単な充填以外は乳歯しか見ないというものなのでこれで我々にしわ寄せがきている。
これにクラスの代表のノアがdirectorに意見してくれた。これで状況が変わるのかわからないが、少なくとも幼若永久歯でpulpotomyで済むケースはエンドでなくてピドに送って欲しいものである。。。もしくは我々が診断してリバスやアペキシなどにならないケースは、PEDOへ送るべしというルールを作ってもらいたいところである。

ところでここにきてもう一つ気になることが、子供の英語である。
最近、子供が突然堰を切ったように家で英語を喋るようになり、私も嫁も何を言っているのかわからない時がある。幼稚園でも小学校でも彼らは英語で(当然)友達と喋り、遊んでいるからだろうが・・・7歳の子供の問診で鼻で笑われる私の立場は一体。。。

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