2014年12月5日金曜日

人生で最大の殺人的スケジュール

今日は実に長い1日だった。。。

Dr. SlotsのBiologic Basis of Oral- Facial DiseaseのFinal testがあったのだが・・・

全く覚えられない。

とにかくこんなにも興味がないのか、というくらい面白くない。

サマライズが回ってきて、getした瞬間はlucky!だったがファイルを開くとそこは地獄だった。

なんせ、サマライズのくせに全部で153ページもある。
これを本当に覚えなければならないのだろうか??私は何度もこれはドッキリじゃないかと淡い期待を抱いて何人もの同級生に確認したが、ガチンコであった。

自分で作ったプレゼンテーションから覚えようとしたが、それすら全く覚えられない。




というか、これは日本語でも覚えられないだろう。

うちの学年で最も優秀な、マリアにどうやって勉強してんの?と聞いたが、

『サマライズ読みながら寝ちゃった(笑)』

と笑顔で返された。。。

ネイティブでも覚えられないものをなんで、このアラフォー純ドメ親父が覚えられるだろうか??

と何度もくじけそうになりながらまるまる1週間、使用したノートは全部で6冊。
久々、書いて覚えると言う作業で153ページのPDFファイルを写経のように、科挙の試験でも受けるかのごとく何かに取り憑かれたように一心不乱に耳栓を装着し、サンタモニカの図書館でそれを声に出して読みながら(相当怪しいおっさんに違いなかっただろう。)、記憶すると言う試みを続けた。



そして今日はテスト当日だったのでこちらに来て初めて徹夜をした。

テストは朝8時からで、遅刻は失格と言われていたので今日は寝ずにそのまま家を6時には出て、USCへと向かった。
車中も、まるで念仏でも唱えるかのように、TOEFLの単語を覚えるかのごとく、書いたことを唱え続けた。

私は、人生で初めて脳がパンクしそうになった。
正直、これは拷問以外の何物でもない。。。
1つのトピックを覚えても次に行くとさっき覚えたことは遥か彼方。
しかもこの薬はHIVだったか?Hepatitisか?はたまたHerpesか?混乱する。。。
そして中間試験の問題も一応チェックしておいた。
前回のDr.Tanakaの試験が中間テストの問題がいっぱい出たので、その時のを教訓に目を通しておいたので、もう頭は久々パンパンで今にも爆発しそうだった。

これは、大学3年生の時の細菌学の口頭試問を思い出させてくれた。
あの時、私は1回目の口頭試問に落ち、2回目の口頭試問は1年後、しかも1発勝負で答えられなかったら、即留年!という長崎大学・歯学部で人生最大の危機だった時だ。
実はあの時も、留年したら学校を辞めると周囲に吹聴し指定された細菌学の教科書(多分、微生物学250ポイントだったと記憶している)をまるまる1冊覚えるという経験があった。


あの時も頭がmaxで爆発寸前だった。実に懐かしい思い出である。結局、出題された問題はHerpes simplex virus-1について述べよという意外な問題だったが・・・
でもこの時は、すべてが日本語だ。今回は全て英語。この時の比ではない。。。

最終試験は8時10分前にはスタートした。
どんな問題が出るだろうかと皆が眠そうな目で答案用紙を見る。

すると・・・

中間テストと全く同じ問題・・・

"お前ら授業真面目に出てナイスプレゼン(毎回、プレゼンする必要がある)ばっかりだったから、今回はすごく簡単な問題にしてやったから(笑)”

ということで、私の1週間はあっけなく終了した。

いつもしっかり準備すると、肩透かしを食らうという今までの人生の縮図がそのまま再現された瞬間だった。

そしてこの日、2時間のテスト終了後、即患者さんの治療(しかもシビアな自発痛があるイマージェンシーからの下顎小臼歯のケース)が入っていた。しかも彼女は怖がりで笑気を使わないと治療ができない。またいわゆるドラッグの常習者とのことで、麻酔が効きにくい。しかも私は寝ていないのでこの時maxに眠たかったので、まさにお互いが最悪のコンディションで治療に臨んだわけだ。

笑気をし、伝麻し、露髄しない程度にコンタクトのカリエスを取り、しかし縁下になり出血し、止血し、グラスアイオノマーで隔壁作成し、その間、笑気が切れてボンベを数度交換しつつストレートラインアクセスし、と思えば隔壁が脱離し、再度隔壁を形成し、やっとの事で作業長を決めたところで、私が落ちそうになったのでextripationのみ行い、Ca(OH)₂貼薬し、仮封して強制終了させていただいた。伝達麻酔が効きすぎて顔面半分がパンパンになってる感じがするとクレーム?を受けるが、鏡を見せて納得。彼女はまだ22歳なので歯よりもそこが最も気になるようだった。

そして今日の午後13時からも根が異常に長い上顎大臼歯の治療(作業長がそれぞれ23mm以上)、しかもこの患者さんが”もう俺はここに来たくないからなんでもいいから今日中にさっさと終わってよ忙しいから”、というものなんで、北向きの私はそう言われると意地でも”きちっと”何時間かかっても絶対終わるまで止めないという気持ちになり(笑)、Root Zx miniが治療中に故障するアクシデントとに見舞われようが、福岡から郵送してもらった元祖Root ZXをロッカーから持ち出して、レングスコントロールをしつこく、何度も、作業長-0.5mmとなるようにwire filmと見比べながら、これでもかと4根管全て理想的なレントゲンが得られるまで何度も調整し、根管充填して終了したのは夕方6時であった。気が付いたらApicoectomyをしていたBig Brotherのホセと私だけがクリニックに残されたのだった(笑)。

介助についてくれた学生さんには申し訳ないが、私は一度やると決めたら絶対に引かない人なんで、彼のHappy Fridayをもしかしたら潰したかもしれないが、director、Fuculty、そしてこの介助の学生さんからの" Great job!”の労いの言葉で少しは自分が報われた気がした。

そして今、自宅でこの文章を打ち込んでいるのだが・・・全く眠たくない。
アドレナリンがまだ放出されているようだ(笑)。
もうコロナを3本も飲んだのに・・・

とはいえ、来週のliterature review、統計学のテスト、薬理学の再試とレポートに今週末も忙殺される。

この2週間は人生で経験したことのない、殺人的スケジュールだ・・・これに並行して患者さんの治療がガッチリ入っているのでそれもきつい。

これがいわゆるレジデントライフというやつなのだろうか?

私は、本当によっぽど留学したくてたまらないという人以外には、北米の大学院、歯科専門医プログラムへ行くことを初めて勧められないという気持ちになった。

地獄に落ちる覚悟があるなら・・・これほど”虎の穴”な場所はない。。。

生半可な気持ちでくると後悔することだけは、太鼓判を押そう(笑)。


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